英語で①②…は使えるのだろうか?読み方がわからない
とお思いの方のために、この記事では、
- 英語で①は使えるのか
- 英語の①の読み方
- 英語で①②…と列挙したいときにはどうするのか
についてシェアしたいと思います。
英語で①は使えるのか
①は英語で使えるの?
①②…は英語では使えません。中に数字が書いてあることから数字を意味していることはわかるとは思いますが、東アジア特有の表記です。
また、①②…は特殊文字になるので、現在では確率は低いものの、相手の環境によっては文字化けが起きる可能性があるので、避けた方が無難です。
囲み文字とは
「①」は「囲み数字」、「丸数字」、「丸囲み数字」と呼ばれるもので、囲み文字(enclosed alphanumerics)の一種です。囲み文字は、1つ(以上)の文字を〇◇などの図形記号で囲った記号で、日本では古くから屋号などにも使われていました。
囲み文字の屋号のイメージは、以下の感じです。
囲み文字は英語で使われないの?
囲み文字は英語でも使われます。しかし、よく使われるは、丸の中にアルファベットの入ったもの、例えば著作権を表す「Ⓒ」や、商標登録されていることを表す「Ⓡ」で、中に数字が入ったものは英語では使われません。
英語で①はどう読むのか
①②…は英語では使えません。
しかし、あえて読むとすれば、「one」「two」…と、普通に数字のように読みます。
英語で①②…と列挙したいときにはどうすればいいのか
英語で①②…と列挙したいときはどうするのか
英語で①②…と列挙したいときは、(xx)、(xx)…と、括弧を使用し、括弧の中にアラビア数字(1,2…)やローマ数字(i, ii…)を入れます。
数字リストとは
(1)、(2)…と列挙する書き方は、「数字リスト」(numbered list)と呼ばれていて、箇条書きの一種です。
数字リストを使う時
数字リストを使うのは、以下の場合です。
- 項目に順番がある場合
- 箇条書きのリストが5つ以上で長くなる場合
- または箇条書きの後にそれぞれのポイントについてさらに説明する場合
上記以外の場合は、箇条書きの点などを使用します。中黒「・」は日本語の記号なので、英語では使用しません。
意味なく数字を使うと、重要性に違いがあるような印象を与えかねないので、数字リストを使うときにはなぜ使いたいのかを考える必要があります。
数字リストの使い方
数字リストには、文中で使う場合と、垂直に使う場合の2つがあります。
文中で使う場合とは、(1)文中リスト、(2)垂直リストのように、文中で改行なく使う使い方です。
垂直に使う場合とは、
(1)文中リスト
(2)垂直リスト
のように、数字ごとに改行して、箇条書きのように使う使い方です。
どちらも同じように使えるのですが、1つのメールやレポートの中では、わかりやすいように、同じようなことを書く時には同じリストの書き方にします。
数字リストは箇条書きの一種なので、句読点や書き方などは箇条書きと同じです。
「英文ビジネス文書の箇条書き」(リンクはこちら)
英語で(1),(2)…はどう読むのか
英語で(1),(2)…は、括弧は読まず、普通に数字を読むように「one」「two」…と読みます。「first」「second」などの序数のようには読みません。
ちなみに、ローマ数字の(i),(ii)…も同じように「one」「two」…と読みます。