英語の省略形のルール:ピリオドは必要なの?

英語の省略形TIPS
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省略形にルールってあるのかな。ピリオドはどこに付くんだろう?

そのような方のために、この記事では、

  • 英語の省略形の種類
  • 省略形にした時のピリオドの付け方
  • 省略形にした時は大文字にするのか小文字にするのか
  • 省略形とアポストロフィ
  • 省略形の作り方

についてシェアしたいと思います。

英語の省略形の種類

英語の省略形の種類は以下です。

  • 頭字語とイニシャル語
  • 学位と称号
  • ラテン語
  • 時間・日付
  • 国名・州名
  • 尺度

頭字語とイニシャル語(頭文字語)

頭字語とイニシャル語(頭文字語)はどちらも、いくつかの単語の最初の文字を拾って、1つの単語に短縮したものです。

頭字語の例
  • LASER (Light Amplification by Stimulation Emission of Radiation)
  • SWOT (Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats)
  • ASAP (As Soon As Possible)
イニシャル語(頭文字語)の例
  • FYI (For Your Information)
  • PR (Public Relations)
  • LoL (Laughing Out Loud)

頭字語とイニシャル語(頭文字語)の違い

頭字語は組み合わせたアルファベットを一つの単語として発音しますが、イニシャル語は各文字を個別に発音すると言う違いがあります。

例えば、LASERは「レーザー」と発音するのに対し、FYIはアルファベットをアルファベットのまま発音します。

ちなみにASAPは1つの単語として発音する場合と、各文字を個別に発音する場合のどちらもあるので、頭字語ともイニシャル語とも言えます。

学位と称号

学位と称号は、人の名前の前後に付いた場合は略語になります。

  • Mr.(氏)
  • Dr.(先生)
  • Ph.D.(博士)

ラテン語

いくつかのラテン語の略語は、ビジネス文書や学位論文で比較的頻繁に使われます。

  • e.g.(例えば)
  • etc.(~等)
  • i.e.(つまり)
  • cf.(~を参照)

時間・日付

書く場所が限られている場合は、時間・日付を書く時に略語を使えます。ただし、A.M.やB.C.は常に略語で書かれます。

  • A.M.(午前)
  • Jan.(1月)
  • Mon.(月曜日)
  • B.C.(紀元前)

国名・州名

国名、州名は略語で書かれる場合があります。

  • USA(アメリカ合衆国)
  • UK(イギリス連邦)
  • CA(カリフォルニア州)

尺度

尺度は略語で書かれる場合があります。

  • in.(インチ)
  • ft.(フィート)
  • cm(センチメートル)
  • kg(キログラム)

省略形にしたときのピリオドの付け方

現在の多くのスタイルブックでは、

  • 小文字だけ・大文字と小文字の組み合わせの省略にはピリオドを使う
  • 大文字の省略形はピリオドは使わない

場合が多くなっています。

以下で詳しくみてみます。

人の名前の省略

名前・ミドルネームの省略

名前、ミドルネームを省略するときは、頭文字にピリオドを付けます。 連続する2文字が省略されている場合は、2文字の間のピリオドにはスペースを入れません。

  • J.P. Morgan(JとPの間にはピリオドだけで、スペースがない)
フルネームの省略

フルネームが省略されている場合は、頭文字を拾い、ピリオドは付けません

  • JFK(John F. Kennedy)
名前の一部のジュニア・シニアの省略

名前の一部のジュニアまたはシニアは、「Jr.」または「Sr.」と省略します。

ジュニアまたはシニアの前のコンマは、スタイルによってある場合とない場合がありますが、生きている人の場合は、その人がどちらにしているのか調べた方がいいでしょう。

  • Robert Downey Jr.(ロバード・ダウニー・ジュニア)

国の名前の省略

国名は、スタイルブックによりピリオドがある場合とない場合があります。どちらを選んでもいいのですが、同じ文書ではどちらかに決め統一します。

  • US/ U.S.
  • UK/ U.K.
  • UAE/ U.A.E

学位、称号

学位が名前の後に続く場合、学位のピリオドはスタイルによって、ある場合とない場合があります。どちらを選んでもいいのですが、同じ文書ではどちらかに決め統一します。

タイトルの前にはコンマが付きます。

  • John Smith, Ph.D. (Doctor of Philosophy:博士号)
  • Meg Martin, M.D. (Medical Doctor:医者)
  • Kevin Foster, J.D. (Juris Doctor:法務博士)

※修士号以下の学位は、通常、名前に続いて書かれることはありません。

称号など

単語の最初の文字と最後の文字組み合わせたMr、Ms、Dr、Stなどの略語は、通常、

  • イギリス英語ではピリオドなし(Mr/Ms/Dr/St)
  • アメリカ英語ではピリオドあり(Mr./Ms./Dr./St.)

になります。

時間・年号

A.M./ P.M.、B.C./ A.D.には、通常ピリオドが付きます。しかし、ビジネス文書においてもピリオドがない場合も多く、なくても許容範囲とされています。

ラテン語

e.g.(例えば)

eとgの後にピリオドが付き、後ろにコンマが入ります(e.g.,)。

etc.(~等)

cの後ろにピリオドが付き、文章の途中で使われる場合は後ろにコンマが入ります(etc.,)。

cf.(~を参照)

ピリオドは最後に一つだけで、後ろにコンマはありません(cf. A, B and C)。

i.e.(つまり)

iとeの後にピリオドが付き、必ず後ろにコンマが入ります(i.e.,)。

参考記事
「ビジネス文書でよく使う略語(cf./e.g./re)の意味・使い方」(リンクはこちら
「ビジネス文書でのEtc.(~等)の使い方」(リンクはこちら

科学的な文書の省略形

科学論文では尺度は常に略語で書かれ、ピリオドは付きません。また、複数系の-Sも付きません

  • 3 kHz
  • 2 kg

省略形にしたときは大文字か小文字か

省略形には、

  1. 大文字だけのもの、
  2. 小文字だけのもの、
  3. 大文字と小文字が混ざっているもの

があります。

AM/PMなど、一部は大文字でも小文字でも正しいのですが※、ほとんどのものは決まった組み合わせで、勝手に大文字にしたり小文字にしたりはできません

※小文字はイギリス英語、大文字はアメリカ英語の通常の用法です。

頭字語とイニシャル語はすべて大文字にするのが原則ですが、頻繁に使われるにしたがって普通名詞化すると小文字になります。

  • LASER→laser
  • ASAP→asap(ビジネス文書では小文字は不可)

省略形とアポストロフィ

アポストロフィの使い方には、短縮形を作ることと省略を表すことが含まれます。アポストロフィは、省略された文字の位置におきます。

このアポストロフィの使い方は、フォーマルな文書では避けるべきとされています。

短縮can’t(cannot)
won’t(will not)
省略Con’d(continued)
Dep’t(department)
参考記事
「英語のアポストロフィの使い方」(リンクはこちら

省略形の作り方

特定の頻繁に使われるタイトル以外は、略語はフォーマルな文書では避けた方がいいとされています。

一般的でない略語を頻繁に使うとわかりにくくなり、読みづらくなるからです。

でも省略形を使いたい、と言う場合は以下を参考にします。

自分で新しい略語を作る場合のルール

次の場合に当てはまる場合は、新しい略語を使えます。

  • 単語を全部書くと長くなって、毎回読むのが面倒
  • 書こうとしている文書に、少なくとも5回以上は出てくる
  • 数行ごとに1回は出てくる

一般的でない語句を省略するのは、読み手にとって何度も同じ長い語句を読むのは面倒だからと言う理由です。ですので、短い文章に2~3回しか出てこない場合、長い文書に時々しか出てこない場合は、読み手が略語の意味を覚えるのが負担になるので、使えません。

新しい略語を作るときは、語句が最初に出てきたときに全部スペルを書き、かっこの中にその省略を書きます。

  • Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation (MUFJ T&B)

省略形の作り方

基本は単語の最初の文字をつなぎ合わせるのですが、機能語(of, the, andなど)は必ずしも含める必要はありません

最初の文字をすべてつなぐとわかりにくくなる場合は、一部を単語にしたままも可能です。

例)Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation
わかりにくい:MUFJTABC
よりよい  :MUFJ T&B

自分で作る省略形のよくある間違い

自分で作る省略形のよくある間違いとしては、以下のものがあります。

  • 繰り返し何の略語なのかを書く
  • 省略した単語を、省略しない形で書く
  • 一般的でない省略語を、何の省略か書かずに使う
  • 略語だらけでわかりにくい
  • 普通に使われるものと違うバージョンの略語を新しく作る

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合わせて読みたい、サイトの関連記事

「ビジネス文書でよく使う略語(cf./e.g./re)の意味・使い方」(リンクはこちら
「ビジネス文書でのEtc.(~等)の使い方」(リンクはこちら
「英語のアポストロフィの使い方」(リンクはこちら

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参考サイト
GrammarBook.com
University of Sussex

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