文頭にAndやButは使ってはいけないと聞いたことがあるのだけど、理由がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。間違いと言うわけでもないのにようなのに、なぜなのでしょうか。
文法的な間違いではなく「ルール」
まず、接続詞であるand、butやorで文章を始めることは、文法的には正しいので問題はありません。 小説や文学作品などでも使われるので、特に表現として問題があるわけでもありません。
しかし、英語ネイティブの人の中には接続詞で文を始めるべきではない、または間違いだと考える人がいます。
割と古くから言われている「ルール」のようなものなのですが、文法的に間違いでもないのに本当に使ってはいけないのか、と疑問に思う人がネイティブの中にもいるようです。
事実、アメリカの出版社Merriam-Websterのオンライン辞書では、andを文頭に使えないのかと言う質問に回答する記事が出ています(翻訳およびアンダーラインは筆者)。
使うべきではないという「ルール」の原因
上記の赤線からわかるように、この「ルール」の原因の一つとして、学校でそうするべきではないと教えられるからと言うのが挙げられます。
ブログ主の私がイギリス系の学校に通っていた時にも、エッセイを書く際などにandやbutを文頭にすると、それはしないようにと訂正されました。
思い出してみれば、なぜダメなのかと言う理由は言われなかったような気がします。「ルール」であって、正しいか正しくないかという決まりがあるわけではなかったからでしょう。
ビジネス英語における文頭でのAnd/ Butの使用
以上のような理由からか、仕事で英語を使っているときに、andやbutを文頭にする文を見たことがありません。本当はインフォーマルな場合に使用が限られるわけではないはずなのですが、何となくフォーマルな文にはフィットしない印象を受けます。
文のスタイルとして絶対に使いたい場合はもちろん使えますが、接続詞を文頭に使うのは避けるべきだと考えている人もいるため、ビジネス英語ではandやbutから文を始めないほうが無難だと思います。