足し算引き算などの小学校で習う算数の英語での表現は、学校ではあまり勉強しないと思います。
でも、ビジネスの場面を含め日常生活では意外によく出てくるので、表現を知っておくのは決して損にはなりません。
そこでこの記事では、
- 足し算引き算掛け算割り算の、日常英会話における言い方
- 足し算引き算掛け算割り算の、計算してみてという言い方
についてシェアしたいと思います。
まとめ
等号 | 日常では | is |
正確には | equal |
足し算 | 日常では | and |
正確には | plus | |
足してみて | Add X and Y. | |
和 | Sum of X and Y. |
引き算 | 日常では | minus |
正確には | subtract/ deduct | |
引いてみて | Subtract/ deduct X from Y. | |
差 | Difference of X and Y. |
掛け算 | 日常では | by/ times |
正確には | multiply by | |
掛けてみて | Multiply X by Y. | |
積 | Product of X and Y. |
割り算 | 日常では | divide by |
正確には | divide by | |
割ってみて | Divide X by Y. | |
商 | Quotient of X and Y. (Division of X and Y.) |
等号「=」
日常会話での等号の言い方
日常会話での等号の言い方は、Be動詞の「is」です。
日常会話でよく使われますが、フォーマルな会話で使っても問題はありません。
より正確な等号の言い方
より正確な等号の言い方は、「equal」です。
三人称単数現在形の「-s」が付きます。
足し算「+」
日常会話での足し算の言い方
日常会話での足し算の言い方は、「and」です。
日常会話では正確さより簡単な言い方を選ぶので、よく使われる「and」が「足す」の意味で使われます。
”One and one is more than two.”と言うような言い回しでも使われます。
より正確な足し算の言い方
より正確な足し算の言い方は、「plus」です。日本語でも使うので、なじみがあると思います。
これより数学的な言い方は、「add」を使った
9 add 3 is 11.
ですが、授業以外では聞いたことがない気がします。
足し算にまつわる言い方
足してみて、と言いたいとき
9に3を足してみて
Add 9 plus 3.ではないので、ご注意ください。
さらに4を足してみて
答えはなに?
9足す3の和って何だっけ?と言いたいとき
足し算の結果=和は「sum」です。「sum total」と言ったりもします。
引き算「−」
日常会話での引き算の言い方
日常会話での足し算の言い方は、「minus」です。日本語でも使うので、なじみがあると思います。
より正確な足し算の言い方
より正確な引き算の言い方は、「subtract/ deduct」です。
「subtracts」/「deducts」のような「-s」は付きません。
ですが、ビジネスを含め普通に話しているときはあまり聞いたことがなく、minusの方を使います。
引き算にまつわる言い方
引いてみて、と言いたいとき
9から3を引いてみて
さらに4を引いてみて
答えはなに?
9引く3の差って何だっけ?と言いたいとき
引き算の結果=差は「difference」です。
差について言いたいときは以下ではないので、ご注意ください。
- difference between X and Y(間違い)
- difference of X from Y(間違い)
掛け算「×」
日常会話での掛け算の言い方
日常会話での掛け算の言い方は、「by」「times」です。
日常会話では、どちらも同じくらいよく使われます。
より正確な掛け算の言い方
より正確な掛け算の言い方は、「multiplied by」です。
日常会話では「by」「times」の方がよく使われますが、「multiplied by」も使われます。
掛け算にまつわる言い方
掛けてみて、と言いたいとき
9に3を掛けてみて
Multiply 9 and 3ではないので、ご注意ください。
さらに4を掛けてみて
答えはなに?
9掛ける3の積って何だっけ?と言いたいとき
掛け算の結果=積は「product」です。
「sum」「difference」に比べると、あまり聞かない感じです。
割り算「÷」
日常会話での割り算の言い方
日常会話での割り算の言い方は、「divided by」です。
「split into」という言い方もあるのですが、これは算数として割り算を言うというより、何かを分ける(ケーキなどを必要な大きさにする)と言うニュアンスです。
より正確な割り算の言い方
より正確な割り算の言い方は、「divided by」で、日常生活で使うものと同じです。
足し算、引き算、割り算に比べると、言い方のバリエーションがあまりありません。
割り算にまつわる言い方
割ってみて、と言いたいとき
9を3で割ってみて
さらに4で割ってみて
答えはなに?
9割る3の商って何だっけ?と言いたいとき
割り算の結果=商は「quotient」です。
「商」と言う言葉も久しぶりに聞いた気がしますが、同じように「quotient」も日常ではほとんど使われません。
同じシチュエーションでは、言葉の正確な使い方ではないですが、
What is the division of ~?
を使います。
おまけ:「divide into」と「divide by」の違い
「divide into」と「divide by」は似たようなフレーズですが、以下のように使い分けます。
Divide into
This task needs 3 groups.
この課題には3グループ必要です。
So let’s divide you into 3 groups, which gives you 10 people per group.
では、あなたがたを3グループに分けましょう。1グループに10人づつになります。
この「give」は、計算して出た答えとして得られたものは何か、と言う意味で使われるgiveです。
Divide by
This task needs 3 people per group.
この課題には、1グループに3人人数が必要です。
So let’s divide you by 3, which gives you 10 groups.
では、あなた方を3人づつに分けましょう。10グループになります。