英語のまま理解するほうが英語の勉強にはいいと聞いたけど、どういうことかわからない
という方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、帰国子女であるブログ主の考える
- 英語を英語のまま理解する感覚とは、どういうものなのか
- 英語を英語のまま理解する方法
について、なるべくわかりやすくシェアしたいと思います。
英語を英語のまま理解する感覚ってどういうの?
英語を英語のまま理解するのがどういう感覚かというと、
という感じです。
例えば、
I love cats.
と聞いたとき、
こんなイメージが浮かぶ感じです。
ネコが好き
と聞いたときと、全く同じです。
伝えようとしている意味がわかるので、日本語が浮かんでくることはありません。
日本語を聞いたときは、特に別の日本語に言い換えなくても、内容がわかりますよね。言われたことの意味を理解しているからです。
その感覚です。
もちろん、自分の理解の範囲を超えることを言われれば、日本語で理解できないことを言われたときと同じく、
この人、何を言っているのだろう。。。
となります。
英語を英語のまま理解するには
があります。
英語が日本語と結びついているだけだと、日本語を通さないと、伝えようとしている意味がわかりません。
具体的な例でご説明します。
上の例ですと、英語のcatsは日本語の言葉としての「猫」としかつながっていないので、「cats」と聞いたときに「猫」と聞いた時のような、にゃ~と鳴くふわふわのネコとして理解されることがありません。
つまり、現実と結びついているのは日本語だけで、英語は言葉として抽象的概念に留まっているので、日本語に訳さないと英語の意味がわからないのです。
ですので、英語を英語のまま理解するためには、英語と現実を結び付ける必要があります。
英語と現実を結び付ける方法
知らない単語やフレーズの場合
知らない単語やフレーズの場合は、それらが出てきたときに、
- 辞書で日本語訳をみる
- 画像を検索する
- 具体的な場面をイメージする
ということをします。
英語を日本語を通さないでそのまま理解するからと言って、日本語を排除する必要はありません。特に、語彙のバラエティがあまりないうちに英語だけで理解しようとするのは難しいですし、正しく意味を把握できない可能性があります。
意味を把握した上で、画像を見て、具体的な場面をイメージすることで、現実と結びつけます。
英語と現実が結びついた概念図は、以下になります。
英語と現実が結びついて、英語を英語のまま理解できるようになれば、日本語のフィルタを通さなくても、catsと聞けば猫と聞いた時と同じく、にゃ~と鳴くふわふわのネコとして理解できるようになります。
気を付けないといけないのは、日本語訳をみるのは、その単語やフレーズがどういう意味なのかを知るためで、単語を日本語訳を結び付けて覚えるためではないのを思い出すことです。そうしないと、知らない英単語を日本語の意味で把握できた時点で満足してしまい、日本語のフィルタを取り除くことができなくなります。
常に頭の中で翻訳してしまうときには
そうは言うものの、
英語を聞いたり話そうとしたりするときに、常に頭の中で翻訳してしまう
というクセがなくならないことはあると思います。
知っている英単語やフレーズを、日本語を介して使っている場合です。
この日本語のフィルタを取り除くには、英語を読んだり聞いたりするというインプットを大量にすることが必要です。インプットによって、日本語の翻訳ではなく、全体として何を伝えたいのかを理解する訓練をします。
たくさん英語を読んだり聞いたりしていると、ある時、
あ、これってこういう意味だったのか!
と、突然わかる時が来ます。
この「意味がわかった」を積み上げていけば、日本語のフィルタが徐々になくなります。
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