話せるようになるまでビジネスでは英語は使えない?
そんなことはありません。確かに話す能力は重要です。しかし、
ビジネスに絶対に必要な英語力は読む/書く力です。
この記事では、
- ビジネスに必要な英語力は、まず読む/書く力
- なぜ読む/書く力がビジネスで使う英語力に必要なのか
についてシェアしたいと思います。
ビジネスに必要な英語力は「読み書き」の力
一口に英語力と言っても、話す、聞く、読む、書くという能力があります。
しかしこのうち、ビジネスで日常的に英語を使う場合に一番必要なのは、メールを書いたりプレゼンを作ったりする、英語を読み書きできる力です。
ブログ主は外資系企業で「英語力が必須」とされている職種に就いていたのですが、その時の英語使用率はだいたい以下の感じです。
読む: | 英語85% 日本語15% |
書く: | 英語100% |
聞く/話す: | 英語20% 日本語80% ※上司が外国人の時は英語50% 日本語50% |
ご覧の通り、読む/書くに関しては英語使用率が非常に高いのですが、話す/聞くに関しては2割ぐらいとそれほど高くはありません。
なぜビジネスで英語を使うときは「読む/書く」力を一番使うのか
海外との主なコミュニケーションの方法はメール
海外のオフィスや企業と協力してプロジェクトを行う場合には、時差があることや、電話は相手の一定の時間を拘束してしまうため、特に必要な時以外はコミュニケーションは基本的にメールなどの文字で行われます。
ですので、同じ部署に外国人がいて、常にコミュニケーションをとる必要があるのでない限り、上記の通り英語を使って仕事をすると言っても、話す/聞く機会は、読む/書く機会に比べて格段に少なくなります。
つまり、英語で話す/聞く機会は電話(会議)か出張が必要になったときで、普段必要なのは英語で読む/書く力です。
英語で読む/書く力をどこで使うのか
一番英語を使うのは、メールでのやり取りだと思います。
海外の担当者と電話で話したとしても、内容を確認するため、またチームと情報を共有するため、メールで再度連絡することになります。
また、英語でプレゼンを作る必要がある場合には、英語特有の言い回しやトピックに関連する専門用語を知るために、資料は英語のものを読むか、少なくとも一部は英語で書かれたものを読むことになると思います。
英語を読む/書くだけなら自動翻訳が使える?
読む/書くだけなら、インターネットの自動翻訳を使うことにすればいいのでは?
と思うかもしれません。
しかし自動翻訳は、書いた日本語をそのまま翻訳するものです。相手に理解してもらいやすいような、英語らしい言い方にしてくれるわけではありません。
また、相手の書いている英語のニュアンスは、日本語に翻訳すると伝わらなくなります。
そして、特定の専門用語を正確に翻訳してくれるかについて自動翻訳を頼るのは危険です。
やはり自分の力で英語を読み書きできないと、責任をもって仕事をすることができません。
まとめ
- ビジネスに必要なのはまず、文章を読み書きする力です。
- なぜなら、特に必要な時以外は、コミュニケーションは基本的にメールなどの文字で行われるからです。
- 自動翻訳のみでは、責任をもって仕事をすることはできません。
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