willとgoing toの違いがわからない。。。
そんな方のために、この記事では、
- willとgoing toの違いと使い分け
- willとgoing toが同じ意味で使える時
についてシェアしたいと思います。
will と going to の違いと使い分け
Willとgoing toの違い
willとgoing toの違いは、
- 未来のことが決まった時はいつか
- 予測の客観性
- 根拠の外部依拠性
- 意志の強さ
です。
willとgoing toの使い分け
自分の意見に基づく予測
絶対的な確信を持っている事実を言う
未来に対する強い意志
目の前にある証拠・徴候に基づく予測
目の前にある証拠に基づく意見を言う
未来に対する意思
⇒自分のこころを中心にした未来を言うときに使う
⇒going toより確実性が低い
⇒他の人にも見えるような根拠のある未来を言うときに使う
⇒willより確実性が高い
willとgoing toの違いと使い分け:具体例
willとgoing toの違い1:未来のことが決まった時はいつか
willとgoing toの違いの第1は未来のことが決まった時がいつかで、
- willは話す時にその場で決めた場合に使う
- going toは事前に決めていた場合に使う
ことです。
例:Are you busy this afternoon?(今日の午後って忙しい?)
例えば、”Are you busy this afternoon?”(今日の午後って忙しい?)と聞かれたとき、事前に決まっている予定があって(ミーティング等)忙しいと答えたいときは、going toを使わなければなりません。
よい)Yes, I am going to have a meeting.
おかしい)Yes, I will have a meeting.
willを使った下の答えは、
- 忙しいと事前に決まっていたわけではない(=ヒマな)のにYes(忙しい)と返事し、
- その場で瞬間的に決めたミーティングがある(I will have a meeting.)と取ってい付けたような理由を言っている
ので、伝わるニュアンスが全く違ったものになります。
例:What is your plan this weekend?(今週末って何してるの?)
例えば、”What is your plan this weekend?”(今週末って何してるの?)と聞かれたとき、以下のように答えたとします。
I am going to go to the movies. ←映画に行くことが事前に決まっていたとき
I will go to the movies. ←映画に行くと今決めたとき
この場合も、事前に予定が決まっていた場合はgoing toを使わなければなりません。
※ただし、「行こうと思う」と言いたい場合には、willの他にgoing toも使えます。これは、決まっていない予定を言うときは、will/going toが同じように使えるからです(下の「同じ意味で使える時」参照)。
正)I think I will go to the movies.(映画に行こうと思う)
正)I think I am going to go to the movies.(映画に行こうと思う)
willとgoing toの違い2:予測の客観性
willとgoing toの違いの第2は予測の客観性で、
- willは自分の意見に基づく予測に使う
- going toは目の前にある証拠・徴候(何らかのサイン)に基づく予測に使う
ことです。
例:What is your take on his success?(彼は成功すると思う?)
例えば、”What is your take on his success?”(彼は成功すると思う?)と聞かれたとき、以下のように答えたとします。
I think he will fail. ←自分の意見に基づく予測
I think he is going to fail because he was not working hard. ←根拠のある予測
willで答えたとき
willで答えたときは彼は失敗すると言う自分の意見を言っているので、その意見の根拠を加えたとしても自分の意見を言っていることには変わりません。
I think he will fail because he was not working hard.
がんばってなかったので彼は失敗するだろう、と言う意見を言っている
going toで答えたとき
going toで答えたときは、がんばってなかったので失敗するだろうという根拠のある予測を言っています。ですので、理由を一緒に言わないと、なぜそう言うのだろうと思われる可能性があります。
I think he is going to fail.
(理由がないのはなぜ?)
willとgoing toの違い3:根拠の外部依拠性
willとgoing toの違いの第3は根拠の外部依拠性で、
- willは絶対的な確信を持っている事実を言うとときに使う(根拠が自分の中にある)
- going toは目の前にある証拠に基づく意見を言うときに使う(根拠は自分の外にある)
ことです。
これは、上の「違い2」の予測の客観性と似ています。
例:雨が降る
It will rain tomorrow. ←事実の陳述(本当に事実であるかはわからない)
It is going to rain tomorrow. ←根拠ある意見
It will rain tomorrow.と言ったとき
文法の教科書ではよく、「willは客観的に物事を言うときに使う」と書いてあります。確かに「雨が降るでしょう」とあたかも客観的な事実のように言ってはいるのですが、その根拠は自分が雨が降ると確信していると言うことだけなので、本当の意味で客観的ではありません。
It is going to rain tomorrow.と言ったとき
これに対しgoing toは、空が暗いとか風が吹いてきたなど、他の人にも見える何らかの根拠がある時に使います。
willとgoing toの違い4:意志の強さ
willとgoing toの違いの第4は未来に対する意思の強さで、
- willは強い意志を表すときに使う
- going toは普通の意思を表すときに使う
ことです。
I will go now. ←強い意志(もう帰る!)
I am going to go now. ←意思(もう帰ろうと思う)
will と going to が同じ意味で使えるとき
単なる未来の予測(~だろうと思う)・決まっていない予定(~すると思う)を言いたいときは、willとgoing toが大体同じ意味で使えます。
この場合は、「I think」や「probably」などの「多分」「と思う」と言うことを表す言葉が絶対に必要です。これらの言葉がないと、willとgoing toが上で言ったような違う意味になってしまします。
I think it will rain tomorrow.(明日は雨になると思う)
I think it is going to rain tomorrow.(明日は雨になると思う)
I think I will probably go to the movies this weekend.(週末は映画に行こうと思う)
I am probably going to go to the movies this weekend.(週末は映画に行こうと思う)
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