英文ビジネスメールの結びの言葉:Best Regardsの使い方

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この記事では、

  • 英文ビジネスメールの結びの言葉
  • Best regardsの使い方
  • Best regardsに関する疑問

についてシェアしたいと思います。

英文ビジネスメールの結びの言葉

メールの結びの言葉には大きく分けて、(1)ビジネスで使えるものと(2)カジュアルなメールにしか使えないもの、と言う2つがあります。また、ビジネスで使うと言っても、郵便で送る手紙で主に使われていて、メールではあまり使わないものもあります。

英文ビジネスメールの結びの言葉

英文ビジネスメールの結びの言葉には以下のものがあり、その中でも「Best regards」「regards」「kind regards」がよく使われます。

  • Best regards
  • Regards
  • Kind regards
  • (Sincerely)…あまり使わない
  • (Best wishes)…会社を辞める人に送るなど、特別な場合以外は使わない
感謝の言葉を伝えたい場合にはどうするのか

感謝の意を伝えたい場合の結びの言葉に「With appreciation」「With gratitude」がありますが、ビジネスではあまり使いません。また、「Thank you」「Thanks」もビジネスでは使いません。

感謝の意を伝えたい場合にはきちんと文章で以下のように書き、その後に「Best regards」と書きます。

I would highly appreciate if you could….

参考記事
「失礼?ビジネスメールで使うThank you for your help.」(リンクはこちら
「”Noted with thanks.”は取引先、上司に使えるのか」(リンクはこちら

カジュアルなメールの結びの言葉

カジュアルなメールの結びの言葉には以下のようなものがあり、これらはビジネスでは使えません

  • Best
  • All the best
  • Yours
  • Cheers
  • See you
  • Later
  • Talk soon
  • Take care

他にもLoveなど、色々あります。

英文ビジネスレターの結びの言葉

英文ビジネスレターの結びの言葉には、以下のものがあります。

  • Sincerely
  • Yours sincerely / Sincerely yours
  • Respectfully
  • Faithfully
  • Yours truly

これらの結びの言葉は、郵便で送るフォーマルな手紙の結びの言葉で書くものです。

Best regardsの使い方

Best regardsって何?

「Best regards」とは、日本語の手紙の結びの言葉にある「敬具」「謹言」等と同じで、メールの最後に結びの言葉として書くものです。

元々は郵便で送る手紙の結びの言葉で書いていたものが、メールでも引き続き使われています。

Best regardsはどこに書くの?

英文メールの結びの言葉「Best regards」は、メールの内容を書いた後、自分の名前(署名)を書く前に書きます

具体的には、以下の場所です。

※クリックすると大きくなります

参考記事
「英文ビジネスメール:改行のルール」(リンクはこちら

Best regardsに関する疑問

Best regards/ Sincerely、どちらを使えばいいの?

普通のビジネスメールであれば「Best regards」を使います。上司を含め社内の人に送る場合や、取引先の人でも会ったことがある人であれば、「Best regards」を使えます。

Sincerely (Yours sincerely)は非常にかしこまった感じがするため、履歴書を送る時や会ったことがない人に送る場合に使います。Sincerelyは通常のビジネスのやり取りで使うのはかしこまりすぎな印象で、上記の場合以外に使っているのを見た記憶がありません。

Best regards/ Regards、どちらを使えばいいの?

社内の人や、取引先の人でもビジネスの関係がある人にメールするのであれば、「Regards」で構いません

「Regards」より「Best regards」の方が多少フォーマルな印象を受けるので、迷った場合は「Best regards」を使う方がいいと思います。

Best regardの後に名前がない。これでいいの?

メールではだれが送っているかは書かなくてもわかるので、何度も相手とやり取りしている場合は「Best regards」の後は名前を書いていなくても大丈夫です。名前を書くのは、手紙に本人が書いた証として署名していたときの名残です。

ただし、非常に目上の人に送る場合や就職/転職する際にメールを送る場合は、何度もやり取りしていても、きちんと名前を書いたほうが無難です。

Bestだけは使えるの?

ビジネスメールでは「Best」だけの結びの言葉は使えません

「Best」は「Best regards」や「Best wishes」が省略されたもので、カジュアルな場合には使えますが、ビジネスでは不適切です。

Kind regardsとBest regardsの違いは何?

「Kind regards」は「Best regards」より多少フォーマルです。

「Kind Regards」は一度も会ったことのない人にメールを送る場合や、会ったことはあるけれども、まだビジネスで関係を築けたとは言えないような人にメールを送る際に使います。

「Best regards,」についているコンマは何なの?

「Best regards」についているコンマは、その後に書く名前(署名)との区切りを表すものです。区切りを表すものなので、ピリオドは使えません。

「Best regards」の後の名前を省略したとしても、コンマは省略できません

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合わせて読みたい、サイトの参考記事
「英文ビジネスメール:改行のルール」(リンクはこちら
「英文ビジネスメール:件名の書き方」(リンクはこちら
「”Noted with thanks.”は取引先、上司に使えるのか」(リンクはこちら
「失礼?ビジネスメールで使うThank you for your help.」(リンクはこちら