日本語には多くの外来語があります。
ビジネス関連の言葉にもたくさんの外来語があるのですが、英語には存在しない和製英語だったり、英語での意味・使い方とは異なったりと、使い方に気を付けなければなりません。
そこでこの記事では、
- 間違えやすい和製ビジネス英語一覧
- 和製英語を機械翻訳で間違いなく翻訳するコツ
についてシェアしたいと思います。
和製ビジネス英語一覧
和製ビジネス英語一覧表
和製英語 | 意味 | 英語 |
アイスブレイク | 打ち解けるために行う働きかけ | – (※) |
アフターサービス | 商品購入後のサービス | after-sales service |
インバウンド | (一般の)客の問い合わせ/訪問 | – (※) |
オーエル | 女性社員 | business person |
オーダーメイド | 注文品 | made-to-order |
グレードアップ | 格上げ | upgrade |
クレーム | 文句 | complaint |
クロージング | 結論や返事を求めること | to close client/ sales |
コストダウン | 経費削減 | cost reduction |
コスパ | 費用対効果 | cost-effectiveness |
サイン | 署名 | signature |
サラリーマン | 給与所得者 | business person |
サービス | 無料 | free |
ショート | 足りない | shortage |
ゼロベース | 最初からやり直すこと | to start from scratch |
チャンス | 機会 | opportunity |
チャレンジ | 挑戦する | try |
デフォルト | 初期値 | per-designed settings |
ノルマ | 特定の作業量 | minimum target |
ヒアリング | 聞き取り | interview |
ファクトベース | 事実に基づいて | based on fasts |
フラット | 公平な | fair |
フリーダイヤル | 無料通話 | toll-free dial |
フルコミ | 全力で取り組むこと | to do my best |
ペイ | 採算 | profitable |
メリット・デメリット | 利点・悪い点 | pros and cons |
モアベター | よりよい | better |
リストラ | クビになる | lay off |
ルートセールス | 特定の顧客に対する営業活動 | – (※) |
ロジ | どこかへ行くための一連の手続き | to arrange itinerary |
※下記で説明
アイスブレイク
意味:緊張をほぐして打ち解けるために行う働きかけのこと。営業活動の最初にするざっくばらんな雑談も入る。
「緊張をほぐして打ち解けるために行う働きかけ」を一言で指す英語はありません。強いて言えば、以下のように使えます。
He is an icebreaker.
彼は緊張をほぐれさせてくれる人だ。
icebreakerは「砕氷船」(南極などで氷を砕く船)を意味する単語で、比喩的に緊張をほぐれさせてくれる人に対しても使えますが、使う場面がないのでビジネスの場では使いません。
インバウンド
意味:内向きの、入って来ると言う意味。
英語のinboundは、通常のビジネス英語では、観光や交通手段(電車・飛行機)以外には使いません。アウトバウンドも同じです。
全く使わないと言うわけではないのですが、一般的ではない感じです。
良)inbound tourism
良)inbound train/flight
悪)inbound call
悪)inbound marketing
ルートセールス
意味:特定の客に定期的に訪問して営業活動を行うこと。
英語にもroute salesと言う言葉があるのですが、これは「決まったルート上にいる(見込み)顧客に製品を販売すること」を指します。客は特定の取引先とは限らず、新規の個人客を相手にする販売のイメージです。
日本語のルートセールスは、英語では普通の営業活動として捉えられるので、一言で指す英語がありません。
和製英語を機械翻訳で間違いなく翻訳するコツ
日本語で使うカタカナの外来語は、元の言葉とニュアンスの違う使い方をされていたり、全く別の意味になっている場合があります。また、元の言葉にはない言葉もあります。
機械翻訳でこのような外来語を英語に翻訳した場合、単純に元の言葉に戻してしまい、自分の伝えたい意味と違う翻訳になってしまう可能性があります。
それを避けるため、外来語は日本語に直し、直したものを英語に翻訳します。
「機械翻訳を使い、誤訳なしに翻訳するコツ」(リンクはこちら)