英語多読と英語多聴、始めようと思ったけれど、どちらをすればいいのかわからない
と言う方のために、この記事では、
- 英語多読と英語多聴とは何か
- 英語多読と英語多聴の目的
- 英語多読と英語多聴、それぞれの重要性
- 英語力アップのためには、英語多読と英語多聴のどちらをすればいいのか
についてシェアしたいと思います。
英語多読と英語多聴のどちらをするべきか(まとめ)
英語の運用能力全体を十分にアップさせるためには、英語多読と英語多聴の両方をする必要があります。
英語多読および多聴の目的は、英語を読む・聴く・書く・話すと言う英語の運用能力を全体的に向上させることです。
どちらも英語の運用能力全体をアップさせることができるのですが、書く能力をアップさせるためには英語を読むことが、話す能力をアップさせるためには英語を聞くことが欠かせません。
英語多読・多聴とは
英語多読とは
英語多読とは、読んで字のごとく、大量の英語の本を読むことです。
英語多読の特徴は、
- テキストの意味を全体的に理解することを目指す
- 辞書を使わずに理解できる程度のものを読む
- 自分の興味のあるものを読む
- 大量に読む
です。
英語多読でするべきではないことは、
- 個々の単語や文法構文などの細かい情報に焦点をあてる(精読)
- 辞書がないと理解できない、難しいものを読む
- 興味のないものを読む
です。
英語多聴とは
英語多聴とは、読んで字のごとく、大量の英語を聴くことです。聞くと言うことを除けば、英語多読と非常によく似ています。
英語多聴の特徴は、
- 聴いているものの意味を全体的に理解することを目指す
- 辞書を使わずに理解できるレベルのものを聴く
- 自分の興味のあるものを聴く
- 大量に聴く
です。
英語多読・多聴の目的
です。
最新の第二言語習得論の科学的知見によると、言語の習得の多くは、インプットを理解することにより起こります。
英語を学ぼうとする場合は、英語の意味=メッセージを理解する、つまり読んだり聞いたりするインプットが言語習得を進めるうえで絶対に必要な条件です。
言葉を学ぶプロセスは、数学や哲学などを学ぶプロセスとは全く別の種類のプロセスです。数学や哲学は、関連の本を読むだけで習得することはできず、意識的な理解が欠かせません。
これに対し言語習得のほとんどは、無意識のプロセスを通じて行われます。受験や試験勉強の時ように一生懸命に意識的に勉強したからと言って、習得できるわけではありません。
その無意識のプロセスに欠かせない要素が、インプット=読んだり聴いたりすることです。
英語多読・多聴、それぞれの重要性
英語多読の重要性
読むことと書くことは密接に関係していて、読むことで書く能力をアップさせる、またその逆も可能です。
話し言葉とは違い、書き言葉は内容、構成、言葉の点でより厳密な規則があります。
話す時は声、ボディーランゲージまたは文脈から聞き手とコミュニケーションを取ることができます。しかし、書く時はそのような行間のニュアンスはほとんどなく、メッセージは書かれた文字のみで伝えられます。
そのため、特に書く能力をアップさせるためには、英語を読むことが欠かせません。文字で円滑にコミュニケーションを取るためには、大量に読むことが必要です。
英語多聴の重要性
英語の発音、リズム、イントネーション、ストレスは知識として理解することだけでは足りず、英語を聞かなければ正しく習得することができません。
例えば、イントネーションは話している人がどういう感情を表したいかを示しているので、同じ単語が同じ順番で並んでいても、イントネーションが違えば、2つの文は違う意味になります。この言葉のニュアンスは、読んでいるだけでは習得できません。
そして、話す能力の基礎になるのはリスニングです。人と話すためには、まず聞く能力がなくてはコミュニケーションは取れません。聞くことはコミュニケーション能力の基礎になるのです。
英語多読と英語多聴のどちらをするべきか
英語多読の目的は、
英語を読む・聴く・書く・話すと言う英語の運用能力を全体的に向上させること
です。
英語多読と同じく、英語多聴の目的は、
英語を読む・聴く・書く・話すと言う英語の運用能力を全体的に向上させること
です。
どちらも英語の運用能力全体をアップさせることができるのですが、
- 書く能力をアップさせるためには、英語を読むことが
- 話す能力をアップさせるためには、英語を聞くことが
欠かせません。
ですので、
があります。
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