ライティング力アップ!社会人の英語日記の書き方

勉強法
この記事は約11分で読めます。

ライディング力アップのために英語日記を始めようと思ったけど、具体的にどうすればいいんだろう

そのような方のために、この記事では、

  • 社会人のための英語日記の書き方
  • 英語日記を書く時の注意点
  • 英語日記のネタがないときはどうするか
  • 英語日記の例文

についてシェアしたいと思います。

社会人の英語日記の書き方

日記の書き方:具体的ステップ

英語日記の書き方(4ステップ)

  1. 日付を書く
  2. 通勤中に、当日の予定やしなければならないことを書く
  3. 帰宅中に、その日に実際にしたこと、起こったことを書く
  4. 明日(未来)はどのようになってほしいかの希望を書く

1. 日付を書く

英語の年月日+曜日の書き方

英語の年月日+曜日は以下のように書きます。

アメリカ式かイギリス式のどちらかを選び、その後の文章も日付に合わせてアメリカ英語かイギリス英語のどちらかにします

  • アメリカ式:Friday, April 1, 2022(ピリオドなし)
  • イギリス式:Friday, 1 April 2022(ピリオドなし)

または、

  • アメリカ式:April 1, 2022(改行↵)
    Friday
  • イギリス式:1 April 2022(改行↵)
    Friday
参考記事
「英語の日付・曜日の書き方」(リンクはこちら
「イギリス英語とアメリカ英語、どこが違うの?」(リンクはこちら

2. 当日の予定を書く

日付を書いたら、一番最初に当日の予定を書きます。

当日の予定から書くのは、普通の日記のように起こったことをだけを書いていると、過去形だけの文章になってしまうからです。

予定なので、未来形または現在形で書きます。

その日がどんな日になるかを1行で書く

まず、その日がどんな日になる予定かを1行で書きます。例えば忙しい日、ヒマな日、(プレゼンがあるので)緊張する日、などです。

1行で書くのは、色々なことをまとめて一言で言い表す訓練をするためです。

  • Today will be (/is) a busy day.(今日は忙しい日になる)
  • Today will be (/is) a slow day.(今日はヒマな日になる)
  • Today will be (/is) a stressful day.(今日は緊張する日になる)
その日の予定を書く

その次に、当日に予定していることを具体的に書きます。文章の方がいいのですが、負担であればToDoリストのような箇条書きでもいいと思います。

その日の予定の例文(箇条書きの場合)
  • Check emails and send remainder.(メールをチェックして確認メールを送る)
  • Meeting with a client at 10 AM.(10時に客とミーティング)
  • Lunch with colleague.(同僚とランチ)
  • Client visit at 2PM at our office.(2時に来客)
  • Drink with friends after work.(退社後友人と飲み会)

3. 実際したことを書く

実際したことを書く

次のパートでは、その日に実際にしたこと、または起こったことを書きます。箇条書きでなく、文章で書くようにします。1日に起こったことを全部書いてもいいですし、1つ印象に残ったことについて書いてもいいと思います。

たくさん書くのに慣れていない場合は、最初は3行から5行程度から始めます。

日記の例文

I missed the train and arrived late for work.(電車に乗り損ねて会社に遅刻した)
My boss was angry about it.(上司は怒っていた)
I visited a client at 10 AM to bring him a proposal.(10時に客に提案書を持って行った)
He was quite happy about the offer I made.(こちらの提案に満足していた)

After the lunch with my colleague, I got sick in the afternoon.(同僚と昼食後、午後に具合が悪くなった)
I think it was because of the raw fish I ate at lunch.(ランチで食べた刺身が原因だと思う)
So I had to go home early.(早く帰らないといけなくなった)

I usually take a shower before going to bed.(普通は寝る前にシャワーを浴びる)
Today, I could not.(今日はできなかった)

どんな日だったかを1行で書く

まとめとして、その日がどんな日だったかを1行で書き、自分の気持ちを一言添えます。例えば、いい日だった、悪い日だった、忙しい日だった、満足した、落ち込んだ、疲れたなどです。

自分の気持ちを書くのは、社会人として適切な範囲で自分の気持ちを書く訓練をするためです。特に、失望した、残念に思ったなどのマイナスの気分の表現を適切にできるようにします。

どんな日だったかの例文
  • Today was a good day.(今日はいい日だった)
  • Today was a bad day.(今日は最悪だった)
  • Today was a busy day.(今日は忙しかった)
自分の気持ちの例文
  • I was pleased with what I did today.(今日したことに満足した)
  • I was disappointed with the result.(あの結果は残念だった)
  • I was nearly worn out today.(今日は疲れ切った)

4. 明日(未来)の希望を書く

日記の一番最後は、明日(未来)がどうなってほしいのかを書きます。

将来のことなので未来形もしくは、仮定法未来(もし~だったら、~しよう)で書きます。例えば、明日はいい日だといい、もし契約が取れたらお祝いしよう、などです。

これも、様々な時制で書く訓練をするためです。

明日の希望の例文
  • I hope tomorrow is a good day.(明日はいい日だといい)
  • If I were to close the deal, I would celebrate with colleague.(契約が取れたら同僚とお祝いしよう)

英語日記を書く時の注意点

社会人の英語のライティング力をアップするための英語日記の書き方には、いくつか注意する点があります。まずは続けることが大事なのでとらわれすぎるのもよくないのですが、仕事で使えるようにするために、なるべく以下の点を気を付けながら書くといいと思います。

  • 客観的・具体的に書く
  • フォーマルな文体を心がける
  • タイプミス・スペルミス・文法ミスを避ける
  • 違う表現を試す

客観的・具体的に書く

英文ビジネス文書では自分のメッセージを明確にし、相手に間違いがないように伝えなければならないため、論理的に文章を書かなければなりません。

根拠のない抽象的な主張や「I think…」と言う表現を多用した文章は、感想エッセイのように映ってしまします。

自分の感想や思ったことを書く方が書きやすいのですが、英語日記でもなるべく客観的・具体的にものごとを書くようにします。

また、文章と文章をつなぐ「つなぎ言葉」(しかし、なぜならなど)を論理の展開を示すために使い、論理の方向性がわかるようにします。

英語のつなぎ言葉、英文ビジネス文書の構成

以下の記事をご参照ください

参考記事
「英文ビジネス文書における論理展開」(リンクはこちら

フォーマルな文体を心がける

英文ビジネス文書では、基本的にカジュアルな表現は使えません。カジュアルな表現とは例えば、「Thanks.」などの表現、「Noted.」など一言での返信、「I’ll…」「We wanna」などの省略表現や口語表現などを用いることです。

カジュアルな表現に慣れてしまうと仕事では不適切な場面も出てくるので、英語日記でもなるべくフォーマルな文体を心がけるようにします。

フォーマルな文体と言っても難しい表現を使う必要はなく、失礼にならない書き方をすればいいぐらいで大丈夫です。

避けるべき英語の省略表現

以下の記事をご参照ください。

参考記事
「英語の省略形のルール」(リンクはこちら
「英語のアポストロフィの使い方」(リンクはこちら

タイプミス・スペルミス・文法ミスを避ける

英文ビジネス文書では、タイプミス・スペルミス・文法ミスは避けなければなりません

なぜなら、そのようなミスがある文書は、資料をきちんとをチェックしていないと思われてしまうからです。さらに、仕事全体について細部へ注意を払えないのではと思われ、自身の信頼性を疑わせることにつながりかねません。

タイプミス・スペルミス・文法ミスを確認する方法

下記のサイトが使えます

Grammarlyは、MS OfficeまたはGoogle Chromeにプラグインをインストールする、Windows/ Macのデスクトップにアプリを置く、またはiOS/アンドロイドのアプリとして使えます。

有料版もあるのですが、無料版でも文法的なミスをチェックして正しい文章を提案したり、スペルミスをチェックしてくれます。また、文章の正確さやわかりやすさを評価してくれる機能もあります。

違う表現を試す

英語は、同じ動詞や形容詞などを繰り返し使うのを嫌います。同じ表現を短い間に繰り返し使うのは稚拙な文章とされるため、できないビジネスパーソンであるような印象を与えます。

ですので、英語日記でも、なるべく1日の日記の中で同じ表現を繰り返し使うことは避け、違う表現はないか試してみます。

違う表現を探す方法

以下のような同意語辞典(thesaurus)を使うことができます。思いついた英語の表現を検索バーにタイプすると候補の単語が出てできます。同意語辞典と言ってもニュアンスの違いなどから自分の言いたいことには使えない場合があるので、出てきた単語の例文を見て、使えるか検討します。

参考記事
「英文ビジネス文書のNG集」(リンクはこちら

英語日記のネタがないとき、どうするか

英語日記を書いていて、書くことがない、飽きてきた、まとめて書く時間がない場合は、次のことを試します。

ポイントは、

書く練習をすることが目的なので、毎日実際に起こったことを書くというスタイルに囚われる必要はない

と言うことです。

事実でなく思いついたことを書く

特に書くべきことがなかった日などは、思いついたことを想像して書くことも出来ます。実際に起こったことを書くことに囚われる必要はありません。

アイディアをブレインストーミングする

英語日記を、仕事や趣味などのアイディアをブレインストーミングするために使うことが出来ます。アイディア起こしは実際に起こったことや予定とは違うので、違うタイプの文体を書くことを練習することができます。

目標や成果を書く

英語日記に、仕事や人生の長期的な計画や達成できたことを書くことができます。趣味に関してこうしたいという希望を書いてもいいかもしれません。

問題とその解決策を書く

英語日記に、起こっている問題とその解決策を書くことも出来ます。自分の身近に起こって問題でもいいですし、地球環境問題などの大きな問題でもいいと思います。

単語帳の新しい単語を使って書く

新しい単語を覚えようとしている場合は、その中から今日はこの単語を使って書いてみるなどと決めて、その単語を使った英語日記を書くことができます。書く練習と単語を覚える勉強の両方ができます。

人、ものごとを説明する

英語日記に、家族や同僚、友人などの人、家や会社など、仕事の内容や趣味などのものごとを英語で説明することができます。

1日に何回か分けて書く

日記をまとめて書く時間がなかったり、長く書こうとすると面倒くさくなる場合は、トイレに行く時間や外出した際などに、1行づつ書き進めていくことも出来ます。思いついたことを少しづつスマホにメモすれば、1日の日記になります。

英語日記の例文

英語日記の書き方(例)

 

日付

Friday, April 1, 2022

どんな日になるか1行で書く

Today is a busy day.

当日の予定を書く
  • Check emails and send remainder.
  • Meeting with a client at 10 AM.
  • Lunch with colleague.
  • Client visit at 2PM at our office.
  • Drink with friends after work.
実際にしたこと、起きたことを書く

I missed the train and arrived late for work. My boss was angry about it. I visited a client at 10 AM to bring him a proposal. He was quite happy about the offer I made.

After the lunch with my colleague, I got sick in the afternoon. I think it was because of the raw fish I ate at lunch. So I had to go home early.

I usually take a shower before going to bed. Today, I could not.

どんな1日だったか、気持ちを1行で書く

Today was a bad day for me. I felt awful.

未来の希望を書く

I hope tomorrow will be a better day.

—–

合わせて読みたい、サイトの関連記事

「体験レビュー 英語日記添削サービス徹底比較」(リンクはこちら

「英語の日付・曜日の書き方」(リンクはこちら
「イギリス英語とアメリカ英語、どこが違うの?」(リンクはこちら
「英文ビジネス文書における論理展開」(リンクはこちら
「英文ビジネス文書のNG集」(リンクはこちら
「英語の省略形のルール」(リンクはこちら
「英語のアポストロフィの使い方」(リンクはこちら

タイトルとURLをコピーしました